私はサーフショップで働いていますが、海には入りませんので、サーフィンの技術的なことは正直分かりません。

でも、お店にいると毎日聞こえてくるものがあります。

それは…

サーファーの「波の話」。

これが本当に終わりません。

朝、海から上がってきたお客様が来ると、おはよう、の続きは

「今日の波はどうだった?」

「朝イチは良かったよ」

そしてお客様同士で、

「今日あそこ入ったの?」

と会話が始まり、

「いや、あそこは人多かったから隣で入った」

「でもあっちの方がサイズあったよ」

「そうそう、でもセットはこっちの方が形良かった」

波の会議が始まります。

同じ海でも、時間、潮、風、場所で波が全然違うという話を聞いていると、

サーフィンってただ海に入るだけじゃなくて、自然をすごく観察しているスポーツなんだなと思います。

そして、面白いのはその話が終わったと思ったらまた別のお客様が来て、

「今日どこで入った?」

と聞いてまた同じ話が始まること。

でも、みんな楽しそうなんです。

波の話をしているサーファーは、だいたい笑っています。

私は海には入りませんが、そんな会話を聞きながら、「今日もいい波だったんだな」と想像しています。

そして、しばらくすると誰かが言うんです。

「午後からどこの波が良くなるかな。」

最初は「今日の波」の話だったのに、気づくと「この前の◯◯の時さ」とか「去年のあの日の波覚えてる?」とか。

どんどん話が広がっていきます。

まるで、思い出話みたいに波の話をしている感じです。

きっとサーファーにとって、波はただの自然じゃなくて、その日の出来事だったり、楽しかった時間だったり、一つ一つが思い出なんだろうな!

See you in the shop.